私は以前よりカメラが好きでシンガポールに行く前までは、フィルム式の一眼レフを持っていました。ミノルタのα9000というやつで、ちょっぴりマニアックなカメラです。これであちこち風景写真を中心に撮影を楽しんでいましたが、シンガポール赴任数年前より何とはなくカメラを持ち出すことが少なくなってしまっていました。

シンガポールに赴任してから約1年は単身赴任していたのですが、生活に慣れてくると休日が結構ヒマなので、久し振りにカメラを再開しよう、ということで日本より初のデジカメを買って送ってもらい、それで毎週シンガポール国内を撮影で歩き回っていました。その時の写真の大半が現在の「シンガポール駐在記」を飾っているのです。
そのカメラは一眼レフではなくワンボディの「オリンパスC4040」という400万画素のもので、写りはなかなか良く、かなり気に入っていました。
(streamの自己紹介にもこのカメラを紹介しています)

しかし日本に帰国し、またあちこち撮影に行きだすと、やっぱりワンボディでは物足りなく、最新の一眼レフのデジカメが欲しくなってきました。しかし結構価格が高いのでしばらくは我慢していましたが、先日とうとうこらえきれずに購入してしまいました。

NIKON D70s
買ったのは「NIKON D70s」です。
カメラと言えばCANONとNIKONが特に有名ですが、CANONはどちらかと言うと万人向けという感じであるのに対し、NIKONは昔からマニア向け(その代わり価格もちょっと高い)なのです。その他以前からのカメラメーカーではオリンパスやペンタックス、ミノルタなどもありますが、最近のモデルでいい感じのモデルが見当たらなかったので、今回は対象から除外しました。
(NIKONのサイト : http://www.nikon-image.com/jpn/products/index.htm )

そのNIKONですが、以前ミノルタα9000を買うときもレンズのシャープな写りのNIKONが欲しかったのですが高くて買えませんでした。そういう憧れのメーカーでもあったため、今回は初のNIKONとして買ったものです。レンズは標準ズームの「Nikkor 18〜70mm F3.5-4.5」をつけました。これはフィルム式カメラの 28〜105mm相当なので、倍率にすると0.56倍(広角)〜2.1倍(望遠)になり、風景からポートレートまで幅広くこの1本で使えると言う優れものです。

このNIKON D70s の有効画素数は、610万画素(3,008 x 2,000 ピクセル (Large size) )です。最近は800万画素などの大画素機種が増えてきていますが、実際の使用上は610万画素もあったら十分以上です。写してみると細部の描写は従来の400万画素のカメラに比べ圧倒的に上で十分満足出来るものです。
更にいいのは、シャッタースピートが早く、ストロボなしでは8,000分の1秒までOKであること。でもこのスピードを実際使うことはほとんどないのですが、ありがたいのはその関連で、ストロボ使用時の最大シンクロスピードが500分の1秒と早いことです。これは、ポートレート撮影で必須のデーライトシンクロ(日中でも逆光撮影でストロボをたいて顔を照らす撮り方のこと。髪の毛がキラキラ光り、とても綺麗に撮れます。)で、絞りを大きく開けられるので、背景を大きくボカしてとても綺麗に撮影できるというメリットがあります。
あとは流石は一眼レフだな、と感じるのは、スイッチオンの時の立ち上がりが0.2秒と非常に早いことと、撮影後に画像をフラッシュメモリに書き込むスピードも非常に速く、すぐ次の撮影に移れるので、ストレスがたまらないということです。従来のは、立ち上げに2〜3秒かかった上に、メモリ書き込みスピードがやはり1〜2秒もかかったので、結構イライラしていました。


さて、買ってきた日は生憎の雨であった上に既に夜になっていたので外での撮影は出来ませんでしたが、家の中で何枚か試写してみました。
やっぱり一眼レフはいいですね!
まず持った感じが大きくずっしりくるので、いかにも一眼レフです。
絞りやシャッタースピード、露出など自由自在に調整出来るので作画の自由度が大幅に向上する上に、何と言っても最高なのは、シャッターを切った瞬間の感触とシャッター音です!
一眼レフはその構造上レンズの前に半透明のミラーがついていて、シャッターを切ったときはミラーアップと言ってそのミラーが自動的に上に持ち上がりレンズに光を通す仕組みになっているのですが、その「バチャン!」という感触はしばらく忘れていたものでした。もうシビれます(笑)。
ただ、注意点は、やはりその構造上、コンパクトカメラのように撮影前に液晶モニターで画像を確認しながら撮影することが出来ないということで、常にファインダーを覗いて撮影する必要があるということです。
それと、撮影画像のサイズが従来とは異なります。従来のものはタテヨコ比が3:4のコンパクトデジカメ一般サイズであり、パソコンの画面サイズにも近いものでしたが、一眼レフは昔のフィルムのサイズと同じ2:3になるので、画像がやや横長になります。よって今後新たに撮影してこのHPに掲載した写真は、従来よりも若干横長になります。


公園の光景
中央の建物はフジテレビ
翌週の土曜日、朝から生憎の曇りでしたが初の撮影ということでお台場に行ってみました。行く時は小雨もパラついたりしてどうなることかと思いましたが、到着したら少し晴れてきたりして、撮影には何とか耐えられる天候になりました。

湾岸道路を降りてすぐ、懐かしのフジテレビ本社の独特な建物が見えてきます。その先の、船の科学館の近くの駐車場に車を止め、海沿いの公園に歩いていきました。

レインボー・ブリッジ 岩場で遊ぶ人々
意外なことに人はほとんどおらず、非常にすいていました。天候が良くなかったせいでしょうが、撮影するには絶好の環境です。
海に出てすぐ、前方にはレインボー・ブリッジが見えます。この橋は昼間見ても大きく綺麗で、ちょっぴり感動します。それを何枚か撮影し、次には公園周辺、海を通る観光船などを撮影してきました。

でも久しぶりの一眼レフ撮影ということで、やはり「勘」は相当に失われています。
私は基本的に「絞り優先オート」で撮影するのですが、絞りの加減や露出調整、ストロボの光量調整加減などほとんど忘れており、撮影した後モニターに写った画像を見て「あ、失敗だ〜☆」と思ったら再度設定し直して撮影する、ということを何回か繰り返していました。でもそうこうしているうちに次第に昔の勘を取り戻しつつあります。

今回は天候にも恵まれず、しかも勘を失った状態での撮影でしたので、あまり満足いく出来栄えにはなりませんでしたが、早く慣れて綺麗な風景写真などを撮りたいと思います。まずは東京モーターショーと、紅葉写真をたくさん撮りたいと思っています。

(2005年10月22日)
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